心くばりで伝わる「ひらがな文章術」★起業女性のためのハッピーオーラの出る文章づくり

【1テーマ30秒でコツをつかんでライティング♪】 文章づくり歴25年以上。小学生にもわかるやさしい文章表現を「ひらがな文章術」とネーミング。「読み手に心をくばることが伝わる文章の第一歩」をモットーに、届けたい人にきちんと伝わる文章術のヒントをお届けします。

使い分けられる?

月曜日の文章カフェ vol.179

 

■使い分けられる?

 



コロナ禍がもたらしたものはいろいろありますが

活字フェチにとってはこんなものもあります。

「あける」って、どう書くの?

 

いわゆる“ソーシャルディスタンス”です。

要は「距離をあける」ってことですね。


空ける・開ける・明ける


この「あける」を正しい漢字で使い分けられますか?


こうした同音異義語はてこずるシーンが多いかもしれません。


「空ける」は「からっぽになる」。空き家、席が空く、間が空く


「開ける」は「ひらく」。通路を開ける、ふたを開ける、店を開ける


「明ける」は「明るくなる、中身が分かるようになる」。

年が明ける、夜が明ける、連休明け


漢字の意味がわかると、使うシーンもなんとなく連想できませんか?


使うべき漢字そのものを憶えようとするより

漢字の持つ「意味」を考えてあてはめてみると

使い分けが多少はラクに。


とすると「距離をあける」もわかりますね。


そう、「空ける」です。