使い分けられる?
月曜日の文章カフェ vol.179
■使い分けられる?
コロナ禍がもたらしたものはいろいろありますが
活字フェチにとってはこんなものもあります。
↓
「あける」って、どう書くの?
いわゆる“ソーシャルディスタンス”です。
要は「距離をあける」ってことですね。
空ける・開ける・明ける
この「あける」を正しい漢字で使い分けられますか?
こうした同音異義語はてこずるシーンが多いかもしれません。
「空ける」は「からっぽになる」。空き家、席が空く、間が空く
「開ける」は「ひらく」。通路を開ける、ふたを開ける、店を開ける
「明ける」は「明るくなる、中身が分かるようになる」。
年が明ける、夜が明ける、連休明け
漢字の意味がわかると、使うシーンもなんとなく連想できませんか?
使うべき漢字そのものを憶えようとするより
漢字の持つ「意味」を考えてあてはめてみると
使い分けが多少はラクに。
とすると「距離をあける」もわかりますね。
そう、「空ける」です。