心くばりで伝わる「ひらがな文章術」★起業女性のためのハッピーオーラの出る文章づくり

【1テーマ30秒でコツをつかんでライティング♪】 文章づくり歴25年以上。小学生にもわかるやさしい文章表現を「ひらがな文章術」とネーミング。「読み手に心をくばることが伝わる文章の第一歩」をモットーに、届けたい人にきちんと伝わる文章術のヒントをお届けします。

「ご」ってどう使う?  

 

月曜日の文章カフェ vol.119

 

 

■「ご」ってどう使う?

 

 

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人気の敬語シリーズです。

 

 

先日、添削をお願いされた

 

文章にありました!

 

 

「ご」問題が。

 

 

【添削前】

 

「納得いくまでご説明していただけます。」

 

 

さて、どう直せばいいか

 

わかりますか?

 

 

尊敬語として使うとき

 

「ご」は「名詞」につけます。

 

 

「え? 説明って名詞だから

 

ついていいんじゃないの?」

 

って思ったあなたはアウトです。

 

 

「ご」の後には「説明して」

 

と書いてあります。

 

 

 

つまり

 

 

ここにある説明は「説明する」

 

っていう「動詞」なんですね。

 

 

動詞に「ご」はつけません。

 

 

なので、ここに「ご」があるのは

 

 

文法的に間違いです。

 

 

 

【正解】

 

「納得いくまで説明していただけます。」

 

 

ちなみに「ご説明」を使うなら、

 

 

後に続く単語が動詞でなければいいので

 

 

「ご説明いただけます」

 

(説明+「もらう」の尊敬語いただく)

 

 

ならOKでしょう。

 

 

敬語ってやっぱり複雑ですね。